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2013年 06月 15日

「語り」というアート

SONY α65 / Vario-Sonner T*DT16-80mm F3.5-4.5 ZA
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前回、古建築保存について書いたのだが、偶然ながらその2~3日後にNHKアーカイブで「街道をゆく」を観た。
便利な世の中になったもので、旧い番組でも観たいものを取り出して鑑賞できるサービスである。

そのなかの冒頭の語りが前回の記事と関連していたのでここに引用したい。
司馬遼太郎の文を田村高廣が語るのだから、その重厚さも素晴らしいものだ。

「京や大和が モダン墓地のようなコンクリートの風景に コチコチに固められつつある 今、
近江の国は なお 雨の日は雨の故郷 であり、
粉雪の降る日は 川や湖までも 粉雪の故郷 であるような匂いを残している。」

(司馬遼太郎「街道をゆく」第一回「韓のくに紀行」(1997.10.12 NHK)より)

原作は1971年7月16日号から1972年2月4日号に連載された「週刊朝日」の司馬遼太郎の紀行文であるが、もうその頃から変わりゆく古(いにしえ)の景観を愁う発言がなされていたということ。また、大方の市民がそれを意に介さなかったであろうことが計り知れて感慨を新たにしたものだ。

文にある「近江の国」(滋賀県)の風景にはあいにく接する機会がないのだが、多分今頃は同じ運命をたどっているはずと勝手に思っている。しかし、機会ができれば行ってみたいものである。

と、ここまでは前回の記事の追補であるが、次回は私が久しぶりに興奮した「語り」というアートについて・・。

※各画像はクリックで拡大、再クリックで元に戻ります。
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by iga1008 | 2013-06-15 11:30 | 建物・街並み


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