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2014年 10月 07日

古寺探訪~奈良篇⑨~「法起寺」

奈良の古寺探訪も今回で最後となる。

 「法隆寺」(西院)は世界最古の仏教建築であるが、世界遺産として我が国第一号に認定されたのは『法隆寺地域の仏教建造物』となっており、「法隆寺」の建造物47棟と「法起寺」の三重塔を加えた48棟が含まれる。

 「法起寺」を訪れるために、法隆寺から中宮寺を経て野路をたどった。
途中、地元の人たちに道順を聞きつつ進んだのだが、"ほうきじ"と言うと「ああ、"ほっきじ" ね?」と言い直された。
この寺は、以前は「法起寺(ほっきじ)」と読まれていたが、世界遺産に登録されるにあたり「法起寺(ほうきじ)」の読みを正式名とすることとなったとのこと。
 地元の人たちはいまでも昔の呼び名で言うほうが多いようだ。

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「法起寺(ほうきじ)」(聖徳宗)
 法起寺は奈良県生駒郡斑鳩町大字岡本にあり、岡本尼寺・岡本寺・池後寺(いけじりでら)・池後尼寺と呼ばれている。
 この寺は、推古14年(606)に聖徳太子が法華経を講説されたという岡本宮(おかもとのみや)を寺に改めたものと伝え、法隆寺・四天王寺・中宮寺などと共に、太子御建立七ヵ寺の一つにかぞえられている。 (「法起寺」リーフレットより)

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SONY α57 / TAMRON SP AF17-50mm F/2.8
「南大門」ー江戸時代初期の再建。四脚門
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「西門」ーここが入り口となる
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「聖天堂」ー文久3年(1863)の建立
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「講堂」ー元禄7年(1694)に再建
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「三重塔」(国宝)ー慶雲3年(706)に建立されたとする日本最古の三重塔。
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この寺の創建はリーフレットにも明示されていない。しかし、『聖徳太子伝私記』に当時の三重塔にあった露盤銘が記録されており、それによると推古30年(622)に太子がその薨去に臨み、長子の山背大兄王に宮殿(岡本宮)を改めて「寺」とすることを遺命したとあり、さらには舒明10年(638)に福亮僧正が太子のために弥勒像一体と金堂を造立したとあるので、少なくともこのときには岡本寺(法起寺の前身)はあったのではないかとうかがえる記述となっている。その後「三重塔」は慶雲3年(706)に建立されたとされる。

 その後の時代の流れのなかで寺は衰退し、江戸時代の初め頃には「三重塔」のみを残すのみであったという。その荒廃を憂いて当寺の再興を発願した寺僧の真政圓忍(しんせいえんにん)とその弟子たちにより、現在の寺観が整えられるに至っている。
 この衰退の主因は、法隆寺西院に加えられた新たな太子霊堂と称される「夢殿」を中心とした法隆寺東院の建立にあると思うのは私見であるがどうであろうか?
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by iga1008 | 2014-10-07 15:24 | 寺社


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