2014年 06月 04日
太秦(うずまさ)まで出向いたからには、ということですぐそばにある「広隆寺」へ。 ここは京都では最古の寺で、国宝の「弥勒菩薩半跏像」を蔵することで有名であるが、元々は帰化人の秦(はた)氏の氏寺であるとのことを今回初めて知った。 SONY α700 / TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 ![]() 電車通りに面した楼門をくぐって、驚くほどの広さと静寂の参道をたどる。 ![]() ![]() 突き当りにあるのは本堂にあたる「上宮王院太子殿」 ![]() この左から奥へ進んで「弥勒菩薩」などを展示している「霊宝殿」へ。 もちろん撮影禁止なので悪しからず・・。 なんとも心の静まる境内を去り際に楼門の巨木に感動。 ![]() ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 秦氏は漢民族といわれ、5世紀ころに朝鮮から渡来して日本に定着したもののようだが、今日でも様々な地方にその名前の名残が残っている。(秦野・羽田など) そしてここ「太秦」はまさにその原点となる土地なのだと知った。 「広隆寺」のすぐそばにある「大酒神社」にその由来書きがある。拡大してご覧いただきたいが、これをみると「松尾大社」「伏見稲荷」なども秦氏に関連するものであることが分かるし、太秦の地名の由来に関するものも窺われて面白い。 ![]() ![]() ※各画像はクリックで拡大、再クリックで元に戻ります。 ![]() ▲
by iga1008
| 2014-06-04 22:21
| 寺社
2014年 05月 29日
とにかく古い建物(時代劇)が撮りたくて、京都・太秦にある「東映京都撮影所」を訪れてみた。 大昔に「日活撮影所」を覘いたことがあり、そんな現場感を期待していたことは少々時代錯誤であったようだ。なんともモダンな建物の入り口に「東映太秦映画村」とあり、いわゆるテーマパークであった。 SONY α700 / TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 ![]() ![]() 中へ入るとタレントさんが出迎えてくれる。頼めば場内案内もしてくれる。 ![]() さて時代劇セットのある場内へ。 ![]() 入り口近くは飲食店が占めていて、なかなか古い雰囲気が楽しい。 ![]() 吉原遊郭のセット ![]() ![]() ![]() 廻船問屋や宿屋が並ぶ港のセット ![]() 時代劇の雰囲気を楽しませてくれるアトラクションもある ![]() 丁度TV映画「大岡越前」の撮影中。カメラ撮影は禁止。 ![]() 代わりに場内案内のタレントさんがポーズをとってくれる。 ![]() 時代劇の町並みと建物を数点 ![]() ![]() ![]() この芝居小屋は無料の出し物があり結構楽しめる ![]() 銭形平次の家 ![]() 魚屋の魚はもちろん本物ではない ![]() そのほか、忍者屋敷などに結構スペースをとっていたが、あいにくすべて有料だったこともあり観ていない。(笑) こちらは海外の親子連れなどで賑わっていたようである。 参考までに案内図を・・・。 ![]() ※各画像はクリックで拡大、再クリックで元に戻ります。 ![]() ▲
by iga1008
| 2014-05-29 23:09
| 建物・街並み
2014年 05月 21日
「睡蓮が見頃」との情報で、東京都水元公園まで出かけてみた。2014.05.19 SONY NEX-C3 / E55-210 F4.5-6.3 OSS 開花したばかりのような綺麗な花が多い。 ![]() 少し色合いの違う種があった。今回初めて見る。 ![]() イトトンボが多数飛び回っていた。 ![]() ![]() 菖蒲園のほうはまだ早いようである。かろうじて数本見かけた。 ![]() 入り口近くの「内溜」は、釣り人の天国である。いつも人出が多い。 ここになぜかいつもアオサギやコサギがいる。人に囲まれているなか、佇む鳥はなにを思っているのか。 ![]() ここにいるのはもっと不思議である。やはり魚が狙いなのだと納得した。(笑) この歴史ある釣り場で過ごすやさしい釣り人達は、そんな鳥たちにもおすそ分けをしてくれるようだ。 ![]() ※各画像はクリックで拡大、再クリックで元に戻ります。 ![]() ▲
by iga1008
| 2014-05-21 17:41
| 花
2014年 05月 18日
そろそろ「あやめ祭り」などの声が聞こえる季節になった。 京都の写真がまだまだ残っているが、おいおいアップさせていただくとして、気分をかえて今日は「花」。 花菖蒲・あやめ・杜若(かきつばた)は、みんな似たような花なので見分けがつかない。(涙) これは花弁の根元が黄色いので「花菖蒲」であろう。 SONY α700 / DT16-105mm F3.5-5.6 ![]() ※各画像はクリックで拡大、再クリックで元に戻ります。 ![]() ▲
by iga1008
| 2014-05-18 15:22
| 花
2014年 05月 12日
前回に続いて、「京都御所」を巡る。 SONY α700 / TAMRON SP AF17-50mm F/2.8+MINOLTA AF50mm F1.4 「紫宸殿(ししんでん)」 即位礼などの重要な儀式を執り行う最も格式の高い正殿である。大正天皇・昭和天皇の即位礼もここで行われた。入母屋檜皮葺きの高床式宮殿建築で、南面して建てられている。中央に天皇の御座「高御座(たかみくら)」、その東に皇后の御座「御帳台(みちょうだい)」が置かれており、今上陛下の即位礼には東京の宮殿まで運ばれて使用された。 前面には白砂の南庭が広がり、東側(写真右手)に「左近の桜」、西側に「右近の橘」が植えられている。 ![]() ![]() さらに「紫宸殿」の裏へ廻って「清涼殿」へ。 こちらは平安時代には天皇が日常の御生活の場として使用された御殿となる。 ![]() ![]() さらに巡って奥へ進むと「御池庭」となる。 ![]() ![]() とくに私のお気に入りは「欅橋(けやきばし)」である。 この橋はもともとは総欅造りであったのでこの名前がついたとのことだが、今は欄干のみ欅で、橋脚も花崗岩に取り替えられている。エリザベス女王も来日時にこの橋の上から鯉に餌をやったとのことであるが、当然我々は立ち入り禁止である。 ![]() 「御池庭」前に「小御所」と「御学問所」がある。 「小御所」-ここは諸種の儀式が行われ、武家との対面にも用いられた。寝殿造りと書院造の両要素が混合した様式の建物。 ![]() 「御学問所」に展示されていた、杉戸絵「鶴」。 ![]() 「欅橋」と同様、執着して撮影したのがこの襖絵。 あいにく由縁などを記録することを失念してしまい、撮影箇所も不明となった。 ![]() 今回の参観出口となる「清所門」とその付近の桜。 ![]() ![]() 「清所門」は外から撮影。 ![]() ※各画像はクリックで拡大、再クリックで元に戻ります。 ![]() ▲
by iga1008
| 2014-05-12 20:59
| 建物・街並み
2014年 05月 10日
「京都御所」はいつでも観ることができるわけではない。 宮内庁への事前申し込みにより、最大60分の拝観コースが用意されているが、あくまでも団体行動となり前後に監視員が付帯する。 これは以前に「桂離宮」や「仙洞御所」でも経験していることだが、カメラ撮影などには大変不都合である。 今回、たまたま「春の一般公開」(今年は4/9~4/13)に出会えたので、自由気ままに撮影してきた。 ( 少し写真が多いので2回に分けてご紹介とした。) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 「京都御所」 円暦13年(794)桓武天皇が遷都された平安京の大内裏の中ほどに天皇のお住まいである内裏(皇居)があった。内裏が火災に遭うと、天皇は貴族の私邸など京中の殿邸を仮皇居とされた。これは里内裏(さとだいり)と呼ばれるが平安時代の後期以降、元の内裏は次第に使用されなくなり、里内裏が日常の皇居とされるようになった。 現在の京都御所は、土御門東洞院殿(つちみかどひがしのとういんどの)といわれた里内裏が発展したものである。光厳天皇が元弘元年(1331)ここに即位されて以後、明治2年(1869)に明治天皇が東京に遷られるまで皇居とされた。その間には焼失と再建が繰り返され、現在の建物のほとんどは、安政2年(1855)に再建されたものである。 京都御所では、紫宸殿・清涼殿等の平安時代以来の寝殿造りや、御学問所・御常御殿等の後世における書院造りなど、宮廷の長い歴史を反映した様々な建物の様式をみることができるほか、いにしえの天皇の御生活や儀式・政務、源氏物語などの王朝文学の世界を偲ぶことができる。 築地塀で囲まれた京都御所の面積は約11万㎡ である。 (以上、案内パンフレットより引用) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ SONY α700 / TAMRON SP AF17-50mm F/2.8+MINOLTA AF50mm F1.4 京都御所へたどり着いたのは、閉門の1時間前であった。 ![]() 「宜秋門(ぎしゅうもん)」が入り口となる。持ち物検査あり。 ![]() 入場してすぐ前にある「御車寄(おくるまよせ)」。玄関の生け花が出迎えてくれる。 ここは昇殿を許されたものが参内する時の玄関であるが、当然今回の拝観では入ることができない。 ![]() 棟続きの「諸太夫の間(しょだいぶのま)」を左に見つつ進む。 ![]() 「新御車寄(しんみくるまよせ)」-大正4年の大正天皇の即位礼に際し建てられたもので、大正以後の天皇皇后両陛下の玄関である。 ![]() 今回はここに「馬形障子(うまがたのしょうじ)」が展示されていた。これは平安時代から設えられていた伝統的な「衝立障子(ついたてしょうじ)」とのこと。 ![]() 御所の南門である「建礼門」まで来ると、そのすぐ前(左手)に朱塗りの「承明門」がある。 ![]() ![]() ![]() 「承明門」から入るとすぐ「紫宸殿」となるが、入門は禁止なので塀をぐるりと回る。 ![]() 塀の東側にある「日華門」から入門して「紫宸殿」へ向かうコースとなる。 ![]() その「日華門」の前に、御所東門である「建春門」がある。 ![]() (続きは次回に) ※各画像はクリックで拡大、再クリックで元に戻ります。 ![]() ▲
by iga1008
| 2014-05-10 20:52
| 建物・街並み
2014年 05月 04日
「祇園」は「八坂神社」の門前町であり、鴨川から八坂神社に至る四条通の両側に広がる地域を呼ぶ。 これは「八坂神社」が昔、「祇園社」と呼ばれたことに起因するものらしい。現在でもその名残で京都人は「八坂神社」を「祇園さん」と呼ぶようである。 この一帯は、京都市を代表する繁華街・歓楽街でもあるのだが、観光客の私にはせいぜい「花見小路」往復で通過する町であった。 だが、国の「重要伝統的建造物群保存地区」として指定されている「花見小路」とは反対の北部祇園の白川地区(いわゆる「祇園白川」の付近)をぜひ観ておこうと今回の撮影となった。 SONY α700 / TAMRON SP AF17-50mm F/2.8+MINOLTA AF50mm F1.4 まずは「八坂神社」山門。 ![]() 山門内側から「祇園」四条通を ![]() ![]() 「祇園」へ少し進むと左側(南部)に「花見小路」がある。 ![]() ![]() ![]() この通りは夜はいつも賑わっている。写真には写っていないが、海外の観光客も非常に多い。(だが、タクシーなど車の交通も多くて鬱陶しい通りだ) ![]() さて、「白川」のほうへ移動してみた。 途中はまさに「歓楽街」であるが、関東在住の私には「上野広小路」あたりのものと似た雰囲気を町並みに感じた。 「白川」 ![]() 白川沿いの通りを撮ってみた。「新橋通り」も「花見小路」とおなじように高級料亭のような建物が並んでいたが、駐車の車列が多すぎて撮影を断念した。 ![]() ![]() もう少し早ければ桜も多かったであろうが、少し遅かった。 ![]() この通りは入りやすそうな店も多いかも。 ![]() 最後に鴨川付近から撮った「南座」を。どうも「祇園」へ夜来ると毎回ここを撮ってしまう。 私ごとであるが、左側手前のビルのレストランは「祇園」にしては安いのでついつい寄ってしまう店である。(笑) ![]() ※各画像はクリックで拡大、再クリックで元に戻ります。 ![]() ▲
by iga1008
| 2014-05-04 14:19
| 建物・街並み
2014年 05月 02日
京都「清水寺」参道を「産寧坂」「二年坂」と撮影しながら、「高台寺」までたどり着いた。 こちらは「春の夜間特別拝観」(3/14~5/6)の開催中であったので、結構人出があった。 SONY α700 / TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 まずは「高台寺公園」から、ライトアップされた桜の階段を上り「高台寺」・「倒変木駐車場」へ。少し寂しくなった桜であるが、ライトアップのせいで結構綺麗である。 ![]() ![]() 駐車場隅「高台寺」前にある「鐘楼」。梵鐘は2010年暮れに取り替えられたばかりとのことで、美しい。 ![]() この駐車場からは京都タワーも見える。 ![]() ちょっと「高台寺」の中へ入ってみる。 「庫裏」 ![]() 時間の関係で、庭園には寄らずに「山門」からやはりライトアップされている石段へ。 ![]() ![]() 石段を下ったところが「ねねの道」と呼ばれる通りとなる。 「高台寺」は秀吉とねねの寺と呼ばれているが、ここは「圓徳院」。北政所ねねの終焉の地といわれる。入り口のみ急ぎ撮影。 ![]() 時間の関係で急ぎ足となりつつも、どうしてもここは撮りたかった。 「法観寺・五重塔」通称「八坂の塔」。 ![]() と、どうして急ぎ足なのかというと、このあと「祇園」を撮影する予定だからである。 次回はその「祇園」を・・・。 ※各画像はクリックで拡大、再クリックで元に戻ります。 ![]() ▲
by iga1008
| 2014-05-02 11:39
| 建物・街並み
2014年 04月 30日
「清水寺」に向かう参道はいつも混雑している。 毎回京都を訪れるたびになぜか足が向いてしまうのだが、東京でいえば「浅草寺」の感覚があるのがこの「清水寺」ではないかと思う。 昔懐かしい町並みが残る温かみは心が癒される感がする。 だが、さすがに観光客の多さには辟易しているので、いつか誰もいない町並みを撮りたいものだと思ってきた。 そこで「夜ならば」と思うに至った次第である。(笑) 「清水寺」ライトアップの終わった翌々日にチャレンジとした。 SONY α700 / TAMRON SP AF17-50mm F/2.8+MINOLTA AF50mm F1.4 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ※各画像はクリックで拡大、再クリックで元に戻ります。 ![]() ▲
by iga1008
| 2014-04-30 12:57
| 建物・街並み
2014年 04月 27日
日本最大の禅寺、臨済宗大本山「妙心寺」。 46もの塔頭を擁する境内は広大である。今回は桜見物の名所である塔頭のひとつ「退蔵院」を訪れた。 二週間ほど前、4月14日のことなので、今頃は見頃を過ぎているかもしれない。 SONY α700 / TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 「妙心寺」はさすがに大きいので「北総門」と「南総門」がある。 私は今回「南総門」から入山した。 ![]() 「三門」 ![]() 「仏殿」 ![]() 「退蔵院」は「南総門」からすぐの位置にある。 ![]() 昭和の名園と呼ばれる池泉回遊式庭園「余香苑」へ。 門を潜るとすぐ前に「しだれ桜」が満開であった。 ![]() ![]() ![]() 「ひょうたん池」 ![]() ※各画像はクリックで拡大、再クリックで元に戻ります。 ![]() ▲
by iga1008
| 2014-04-27 00:14
| 寺社
|
アバウト
カレンダー
関連サイト
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
白金の森から 写真家 海老原 勇人 森のささやき by mo... ★おたる・スナップ・散歩・・・ ナマエハマダナイ 小さな風を感じて one's heart マイブログ レンズの向こうに君がいる わこのPhotoroom ゆるやかな感時 検索
記事ランキング
タグ
SONY α700(208)
SONY α57(70) PENTAX K200D(46) DT16-105mm F3.5-5.6(43) 紅葉(37) SONY α55(35) 京都(32) PENTAX K20D(31) 千葉県(29) 東京都(24) SONY NEX-5(21) モノクロ(20) 桜(20) 千葉市(19) 夜景(19) 東京(17) DA18-250mm(16) SONY NEX-5N(16) 海(15) SONY α900(12) 最新のトラックバック
ファン
ブログジャンル
ブログパーツ
その他のジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||